後期の離乳食こそ、工夫次第で楽しく乗り切る

①食べる前の準備

 

この時期の赤ちゃんは、とにかく手づかみで食べたがります。

 

スプーンやフォークを持ってもすぐに振り回したり、投げたりするので、食事の度に食卓や床が汚れてしまいます。

 

そこでなるべく後片付けが楽なように事前に準備しておきましょう。

 

  • テーブルの下には水拭きでサッと汚れが落ちる、ビニールマットを敷く。
  • テーブルには汚れてもすぐに洗えるランチョンマットや、テーブルクロスを敷いておく。
  • カーテンからはできるだけ離れた位置に座らせる。
  • 食器は壊れないようにプラスチックの物を使ったり、ワンプレートに盛り付けて洗い物を減らす。
  • 食事用エプロンや口を拭く布などは安くて乾きやすい物をたくさん用意しておく。

 

などなど、少しの工夫でずいぶん後が楽になります。

②大人の料理から取り分ける

 

1日3回のリズムになるという事は、大人と一緒の時間に食事ができるということです。

 

別々に準備するのはとても大変ですが、部分的にだけでも大人の料理から取り分けて作ることができれば、手間も減り、離乳食メニューのレパートリーも増やすことができます。

 

例えばお味噌汁や煮物、カレーなどを作る時に、味付け前のだし汁の状態で少し取り出して、具の野菜などを小さくカットしたり、つぶしたりします。

 

味付けだけは、赤ちゃん仕様にしましょう。

 

ご飯は最初から柔らかめに炊いておけば、この時期ならそのまま食べられます。

 

パスタやマカロニも、大人より少し長めに茹でて柔らかくしてあげればOKです。

 

このように、一度の調理で大人用と離乳食用を作るようにすれば、時間の短縮にもなりますし、赤ちゃんもママと同じ物を食べられて嬉しいですよね。

 

 

息抜きしてもいいのではないでしょうか。 

③好き嫌いや、お行儀を気にしない

 

 

 

食べられる食材が増えるにつれて、赤ちゃんにも好き嫌いが出てきます。

 

こればかりはある程度は仕方がないことですが、嫌いな物を無理に食べさせようとすると、ますます嫌いになってしまいます。

 

ここは落ち着いて、ゆっくり時間をかけて食べられるようにしてあげましょう。

 

一度残した食材は、すこし経ってから味付けや形を変えて出してみます。

 

諦めずに何度か繰り返していると、いつの間にか食べるようになることが多いです。

 

何度やってもダメなら、無理強いせずに少し成長してからまたチャレンジしましょう。

 

また、手づかみやスプーンの振り回しは行儀が悪く思えてつい叱ってしまいますが、この時期は楽しく食べることが最優先です。

 

みんなそうなので、うちの子だけ躾が出来ていないんじゃないかなどと気にせずに、家ではのびのび食べさせてあげましょう。

 

外食時には、ママがアーンして食べさせてあげればお店に迷惑をかけることもありません。

 

2歳頃になれば、だんだんお行儀よくできるようになってきます。

 

いかがでしたでしょうか?

 

生後半年くらいから始めた離乳食も、あと少しで終わりです。

 

たった半年の間に、赤ちゃんは驚くほど成長して、あと少しで離乳食もミルクも卒業します。

 

あっという間のようで、とても手間のかかる期間。

 

乗り切ってきたママの努力の賜物ですね。

 

今はレトルトや瓶詰めなど、手軽で美味しい市販の離乳食もたくさんあります。

 

時にはそういった物を利用して、息抜きしてもいいのではないでしょうか。