母乳での子育て体験

 

最近では粉ミルクで育てているお母さんの方が多いようですが、完全母乳育児、いわゆる“完母”で育てたいという人が多いのも事実と言われています。

 

今回は母乳で子育てをされたママさんお二人の体験談をご紹介します。

 

これから出産される方、母乳で育てたいとお考えの方、色々な方の参考になればと思います。

 

photo by Hobo Mama

「最初から母乳で育てようと思っていた」

 

妊娠後期からおっぱいマッサージを自分なりにしていたら、若干黄色みがかった母乳が出るようになったので、もう母乳が出るのだと驚いたのを覚えています。

 

出産後の母乳の量は少なく、しばらくはミルクを足していました。

 

しかし根気強く、神経質になりすぎずに母乳をあげ続けていたら、4日目頃から一気に50gを超える量が出るようになりました。

「まさか自分が乳腺炎に」

 

ところが、退院して1,2週間のうちに乳腺炎になってしまったのです。

 

乳腺炎の存在は知っていたのですが、よく出る方だし、詰まった感覚もないので、私は大丈夫と変に安心しきっていたので愕然としました。

 

役所に電話をし、助産師さんにおっぱいマッサージをしてもらいましたが、想像をはるかに超えた激痛に涙が止まりませんでした。

 

結果的には、乳腺が開いていないところに母乳が溜まっていたそうです。

 

しかも私は、甘い物や油物をよく食べていたので、食生活が原因で詰まりやすくなっていたようです。

「乳腺炎を経験して」

 

乳腺炎を経験して、食生活にも、母乳にも注意を払うようになりました。

 

そのお陰で良質なおっぱいが出るようになったのか、我が子はすくすく成長し、今では体重が平均よりも上をいっています。

 

この方は、ご自身が乳腺炎を経験されて、食生活を見直すことができたと書かれています。

 

母乳がよく出る方でも乳腺炎になってしまう可能性は十分に有り得るのですね。

 

自分は大丈夫、と思わずに、注意していきたいですね。

 

次の方は、始めは完全母乳で育てられるとは思っていなかったが、乳腺炎になり、桶谷式のマッサージを受ける事により、母乳育児への道が開けたと仰っています。

「母乳育児は赤ちゃんとの共同作業」

 

息子は少し小さく産まれたので母乳を吸う力が少なく、哺乳瓶で飲んでいるほうが合っていたようでした。

 

乳腺炎になり、桶谷式のマッサージで胸をもみほぐしてもらう事で、母乳の通りが良くなり、そこから母乳育児への道が開けました。

 

「母乳育児は赤ちゃんとの共同作業だから、どんどん赤ちゃんに吸ってもらいなさい」と言われ、おっぱいの吸わせ方も教えてもらい、その日からは母乳だけで育児することができました。

「和食中心の食生活に」

 

先生によると、母乳に良い食べ物を摂る事がとても大事だそうです。

 

できれば和食を中心にして甘いものは控え、水分はたっぷりと摂る事。

 

母乳にも味があるようで、母乳に良い食事を摂っている方が美味しいようです。

 

赤ちゃんのためにも和食中心でご飯はたっぷりと食べて間食はしないように気をつけました。

「産後、ママがキレイになるためにも母乳育児を」

 

母乳はカロリーを消費するので、ご飯はいくら食べても太りませんでした。

 

授乳中は知らず知らずに体重が減っていき、あっという間に妊娠前の体重に戻りました。

 

いかがでしたでしょうか?

 

何事に関してもそうですが、母乳で育てていく事にもそれぞれメリット、デメリットがあります。

 

もちろん、「必ずしも母乳育児で育てていかなければいけない」と言う事はありません。

 

自分に合った育児の仕方を理解し、幸せな育児ライフを送れたらいいですね♪